BETTEX の Frank Yi 会長が率いる中国のハイレベル代表団は、バングラデシュにおける3日間の公式訪問を成功裏に終えました。本訪問では、繊維・素材、IT・人工知能、サプライチェーン技術、先端製造、教育・研究、医療・ヘルスケア分野における多様な投資機会が幅広く検討されました。

13名から成る本代表団は、長江商学院(CKGSB)EMBA 第45期の上級経営者および起業家で構成されています。今回の訪問は、Frank Yi 会長が公開講座の場で行った招待をきっかけに、約2か月の調整と準備を経て実現しました。

1日目:政府・産業リーダーとの交流
12月10日、代表団はバングラデシュ投資開発庁(BIDA)を訪問し、上級ビジネス開発マネージャーの Imran Hossain 氏から、同国の投資環境、政策枠組み、主要産業分野について説明を受けました。中国とバングラデシュの経済連携強化の重要性が強調され、現地ビジネス理解の基盤が築かれました。

続いて、BETTEX(香港)有限公司が運営するガジプールの BETTEX Premium および BHML 工場を視察し、織物・ニット生産能力、労働力競争力、工場運営の実態を確認しました。

午後には、同国の主要ファブリック・ホームテキスタイル企業である Zaber & Zubair Fabrics Ltd. を訪問。製品革新、生産プロセス、サステナビリティへの取り組みが紹介され、双方は今後の協力拡大に強い関心を示しました。Z&Z 経営陣には、中国の CKGSB 関連優良企業への訪問も招待されました。

2日目:デジタル経済とアパレル産業の探訪
12月11日、代表団は急成長するバングラデシュのデジタル経済に焦点を当て、即時配送プラットフォーム最大手の Chaldal を訪問しました。共同創業者の Zia Ashraf 氏は、「淘宝(タオバオ)型」モデルや現地のEC物流インフラについて説明しました。

午後には、バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)とのハイレベル対話が行われました。Mahmud Hasan Khan(Babu)会長らは、中国との協力強化を期待する3つの重点分野として、
①原材料の現地生産、
②新エネルギー・サステナビリティ技術、
③先端繊維機械・技術革新を挙げました。

BGMEA は Frank Yi 会長に対し、顧問として協会に参画するよう招請。Wu Jie 教授と Frank Yi 会長はこれを歓迎し、BGMEA 代表団の中国訪問を逆に招待しました。

また、Pat Kerr 氏が設立した困難な状況にある子どもたちのための施設を訪問し、交流と支援を行うなど、社会的責任への姿勢も示されました。

夜には在バングラデシュ中国企業協会(CEAB)と会合を行い、事務総長の鐘广州氏らから中資企業の現状報告を受けました。Wu 教授は支援への感謝を表明し、長江デルタ地域とバングラデシュの連携強化を呼びかけました。

最終日の12月12日、代表団はアリババグループ傘下で東南アジア最大級のECプラットフォームである Daraz を訪問。CEO の Yi Qian 氏が地域EC動向、デジタル成長、越境ビジネスの可能性を解説しました。Wu 教授は、同氏を中国・長江デルタ地域に招き知見を共有することを提案し、快諾を得ました。

成果と今後への展望
本訪問は、バングラデシュと CKGSB ビジネスコミュニティの結び付きを一層強化するとともに、製造、テクノロジー、デジタル商取引、持続可能な産業分野における大きな協力可能性を明らかにしました。

Frank Yi 会長の主導により、長期的なパートナーシップと投資、越境産業対話のための重要な基盤が築かれ、中国・バングラデシュ関係における重要な節目となりました。